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子供のソフトボール(スポーツ少年団/スポ少)の習い事

子供のソフトボール(スポーツ少年団/スポ少)の習い事を詳しく紹介!

子供のソフトボール(スポーツ少年団/スポ少)の習い事はおすすめ? 当番が大変って本当? 特徴、メリット、デメリット適性、費用(お金)、当番など親の負担、良かったことなど、子供のソフトボール(スポ少)の習い事を詳しく紹介。

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子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事

 子供のソフトボール(スポーツ少年団/スポ少)の習い事はおすすめ?

子供のソフトボール(スポーツ少年団/スポ少)の習い事

子供のソフトボールの習い事は、チームスポーツを通して仲間と努力し、ともに勝利を喜んだり負けて悔しがったりできる、心身を鍛えることのできるスポーツ系の習い事です。(習い事です、と書きましたが、実際に子供にソフトボールを習わせている親は「習い事」と区別して考えているケースも。)

子供にソフトボールを習わせる親の中には、自分が子供のころ(小学生・中学生・高校生のとき)にソフトボールを習っていたという人も少なくありませんが、「ソフトボールという競技をやらせたかった」というよりは「運動を好きになったほしい」「仲間とがんばれるチームスポーツを子供にやらせたい」という動機で、たまたま近くでやれるのがソフトボールだった、という人も少なくありません。

小学生にソフトボールを習わせる場合、通える範囲内にあるソフトボールチームに入ることになりますが、「スポーツ少年団」に入るケースと、「クラブチーム」に入るケースがあります。

もちろんチームごとにカラーは違いますが、大まかにいえば、スポーツ少年団は「スポーツを好きになってほしい、スポーツを通して健全な成長をしてほしい」という方針のところが多く、お当番や送迎など保護者の負担は大きいものの、金銭的な負担は少ないことが多いです。

対して、クラブチームは、試合に勝つこと・強くなることを主目的にし、その道に進みたいと考える子供たちが集まってくる傾向があります。遠征なども多く、親の負担もかなり大きいですが、スポーツ推薦での進学や、将来は実業団へ…と夢見る子も少なくありません。

自分と子供がどういうスタンスでソフトボールをやりたいのか(やらせたいのか)によって、入るチームを選ぶことになりますが、ここでは「スポーツ少年団(スポ少)のソフトボールの習い事」について紹介します。

【このページの目次】

  1. スポーツ少年団とは
  2. ソフトボールの習い事のメリットは
  3. ソフトボール(スポ少)の習い事の適性
  4. ソフトボール(スポ少)の習い事の月謝
  5. 子供のソフトボールチームを選ぶポイント
  6. ソフトボール(スポ少年)の習い事の親の負担
  7. 子供をスポーツ少年団に入らせてせて良かったこと


「スポーツ少年団」とは

スポーツ少年団とは何か? 以下に、日本体育協会の文章を引用します。

”スポーツ少年団は、1962年に財団法人日本体育協会が創設した歴史あるスポーツクラブです。「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」「スポーツを通じて青少年のからだとこころを育てる組織を地域社会の中に!」と願いつくられました。約20万人の指導者と、約83万人のスポーツが大好きな仲間たちが、スポーツ少年団に登録しています。”

スポーツ少年団(スポ少)は、それぞれが独自に自主的で主体性をもった活動を展開しているので、一口に「スポ少」と言っても、団によってカラーはかなり違うと思います。

基本的には、スポーツ少年団は子供にそのスポーツ、(広い意味では運動全般)を好きになってもらい、子供の心身の健全育成を図り、礼儀礼節を身につけ、生涯スポーツを楽しめる人間になってもらうということを目的にしているため、運動がもともと得意な子でなくても、低学年であっても、チームに所属しスポーツを楽しむことができます。

スポーツ少年団は営利目的の団体ではないので、指導者は基本的にボランティアです。そのため、技術や指導力に関してはバラつきがありますが、スキルアップのために指導者講習を受けたり、指導者資格を取得するケースも多いようです。

スポーツ少年団の活動(練習・試合)は小学校の休日である土曜・日曜・祝日に行われますが、チームによっては平日の放課後(夕方)に練習を行うところもあるようです。

スポーツ少年団は一般的な習い事と異なり、当番や遠征時の車出し(送迎)など、保護者の負担は少なくありません。両親ともが土日に仕事をされている家庭だと、スポーツ少年団に入るのは難しいケースも。

ただ、保護者の労力(時間的負担)が大きい分、金銭的な負担は少ないことが多いのも特徴です。

ソフトボール 道具 グローブ

子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事のメリットは?

一般的な習い事とは違う「スポーツ少年団」のメリットとデメリットを入団前に理解しておきましょう。

子供にスポーツ少年団でソフトボールを習わせるメリットとしては、

  • ・ ソフトボールがうまくなる。
  • ・ 仲間とともに頑張ることができ、一緒に勝利を喜んだり、悔し涙を流したりできる。
  • ・ 毎週末、半日~一日をグランドで過ごし、練習に明け暮れるので、体力がかなりつく。
  • ・ 運動(体育)が好き・得意になる。
  • ・ 走るのが早くなる。持久走などで上位に入れる。
  • ・ 同学年だけでなく学年の違う友達が増える(異学年交流)。
  • ・ 高学年になると低学年の手本となるよう振舞えるようになる。
  • ・ 中学校の部活でアドバンテージが取れる。
  • ・ 指導者や保護者などたくさんの大人と関わり、礼儀礼節が身につく。
  • ・ 一般的な民間の習い事に比べ、経済的な負担が少ない。

以上のようなメリットがあるスポーツ少年団ですが、とにかく拘束時間が長いです。一般的な「1回数十分、週に1~2回」の習い事とは異なり、、スポーツ少年団(スポ少)でソフトボールを習うとなると、生活がかなり「どっぷりスポ少漬け」になる覚悟が必要です。しかし、その分、ソフトボールに打ち込んだ期間は濃密なものになることでしょう。

反対に、子供にスポーツ少年団でソフトボールを習わせるデメリットとしては、

・ 土日祝がほぼスポ少でつぶれてしまうため、週末の家族のお出かけやレジャーができなきなる。

・ 兄弟姉妹がいる場合、二人ともスポ少に入っている場合はよいが、そうでない場合、入っていない子に少ししわ寄せがいく。(親がスポ少のほうにかかりきりになりやすいため。)

・ 指導者が仕事として指導をしているわけではないため、上を目指す子供にとっては物足りないケースも。(指導者資格所有者も多いですが、あくまでボランティア。)

・当番や車出し(送迎)など、保護者の負担が大きい。(詳しくは後述)

などが挙げられます。

子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事の適性は?

スポ少はどんな子でもできるので適性を気にする必要はなし。始める年齢は小学校中学年(3年生~4年生)が多め。
子供のソフトボールの習い事(スポーツ少年団 スポ少)


子供のスポーツ少年団のソフトボールの習い事の適性については、正直なところ、どんな子でもその子なりの取り組み方ができるので、「運動神経がよくないから向いていない」ということはありません。

中学・高校ともなれば、体の大きさ・肩の強さなどソフトボール自体の向き不向きも出てくると思いますが、小学生のスポーツ少年団の場合は、本人にやりたいという意思があり、親も当番や送迎などの負担を受け入れられるのであれば、習い始めるのに問題はないと言えます。

強いてスポーツ少年団のソフトボールの習い事の適性を挙げるなら、「体を動かすのが好きな子(特別に運動が得意でなくてもOK)」「友達(チームメイト)といっしょに何かをするのが好きな子」「(低学年の場合)お母さんから多少離れていても平気な子」といったところでしょうか。

とはいえ、家の中で一人遊びをしたり本を読んでいるのが好きだった子でも、スポーツ少年団でソフトボールを始めたことで、社交的になりいろいろな友達とうまくやっていけるようになるケースも少なくありません。また、運動が苦手で少し肥満気味だった子が、日常的に運動をすることで体が締まり、足が速くなるケースも。

スポーツ少年団でソフトボールを始める年齢に関しては、1年生~6年生までどのタイミングでもOKです。小学校入学と同時にスポーツ少年団に入る子もいれば、5年生の終わりころ~6年生の初めころに入団する子もいますが、多いのは3年生~4年生の小学校中学年。

理由は、小学校1年生くらいだと1日通しての練習には体力・集中力とともに持たない親のフォローが欠かせないこと。5~6年生だと体力・集中力はあり、ルールなどの理解も早いのですが、自分よりソフトボール経験の長い年下の子が試合に出ているのに自分はなかなか出してもらえない、と悔しい思いをする場面も。(小学校時代には活躍できなくても、中学で同じ種目の部活に入る意思があるなら、5~6年生に始めるのもアリ。)


子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事の月謝(お金)

スポーツ少年団は非営利団体なので「月謝」はなく、「団費」「チーム費」がかかりますが、安価です。
スポーツ少年団 団費 集金袋


子供のスポーツ少年団の習い事は、一般的な習い事とは異なり、「月謝」というものが存在しません。スポーツ少年団が営利目的の団体ではなく、指導者も全員ボランティアという体制で運営がされているからです。

ただし、月謝という概念はないものの、「団費」「チーム費」というものは存在します。これは、団やチームのの運営に必要なお金を団員から集める趣旨のもので、遠征時の交通費(ガソリン代・高速代)、公式試合のエントリー費用(参加費)、グランドで使う備品や道具(ボールやネットなど)、消耗品(石灰など)、指導者と団員が全員加入するスポーツ保険の保険料、卒団式など行事ごとにかかる費用(記念品や弁当など)、運動能力テスト、役員会などで使用する集会所利用料などに使われます。

筆者の娘の場合は、スポーツ少年団の団費として月に2,000円、チーム費として月に500円かかりました。(ひとつのスポーツ少年団の中に、男子の野球チーム・女子のソフトボールチームがあり、団費とチーム費用が別々の集金。)

ひと月当たりの費用は計2,500円で、会計の負担軽減のために、3ヶ月に一度3か月分まとめての集金でした。月に2,500円というのは、一般的な習い事の半額以下ではないかと思います。(その分、保護者の負担も大きいのですが、それは後述します。)

団費・チーム費のほかにスポーツ少年団でソフトボールを習うのにかかる費用としては、入団時に揃えるユニフォーム、練習用ズボン、アンダーウェア、ソックス、ストッキング、スパイク、帽子、リュックなどで、1.5万円~2万円程度。ただし、スポーツ少年団では卒団した子のおさがりをもらえるケースも多いので、入団時にもらえるものがないか聞いてみるのも一つの方法です。

バッド、グローブなどのソフトボール道具は、高学年になると自分専用のものを欲しいといって購入するケースも多いですが、低学年で入団するときに必ずしもすべて買いそろえる必要はありません。このあたりはチームごとに方針が違うと思うので、入団前に確認しておくと良いでしょう。なお、小学生用のバット、グローブはそれぞれ数千円~1万円台のものが多いようです。

キャッチャーミットやマスク、レガースなどの守備位置専用の道具は、個人持ちではなく、チーム所有のものを使うことが一般的です。


子供のソフトボールチーム(スポーツ少年団)を選ぶポイント

一口にスポーツ少年団といっても、チームごとにカラーや方針は異なります。必ず見学や体験に行きましょう!

ソフトボール 道具 ボール

一口にスポーツ少年団といっても、チームごとにカラーや方針、雰囲気は大きく異なります。

一概には言えませんが、強いチームは勝つことを主目的に据えていることも多く、極端な例だと、低学年の技術が未熟な子がデットボールで進塁したことを「よくやった!」と言ってしまうような監督のいるチームもあります。(実際、昭和スタイルの根性論を地で行く指導者も少なくないのが現状です。)

考え方は人ぞれぞれですが、「チームスポーツを楽しんでほしい、運動を好きになってほしい」という目的でわが子を入団させたのに、勝利だけを追求するチーム方針だと、双方にとって良い結果を生みません。逆に、強くなりたい、ゆくゆくはその道へ進みたいと親子ともに考えているような場合は、「和気あいあい」タイプのチームでは物足りなさを感じることでしょう。

チームのカラーや方針、雰囲気を確かめるには、実際に見学や体験に行ってみることが肝心です。一回の見学や体験で入団を決める必要はないので、複数回子供を連れて行って「チームの方針や雰囲気は自分たちの希望するものに近いか」「子供がなじんでやっていけそうか」などを確認できると良いですね。

また、個人的にはそのチームの保護者(お母さんたち)の仲がよく、雰囲気がよいチームであるというのも、スポーツ少年団を選ぶ際の重要なポイントになると思っています。(ほかの習い事に比べ、お母さん同士の交流がかなり濃密になったり、連携する必要が生じたりするケースが多いため。)

子供のソフトボール(スポーツ少年団)の習い事の親の負担

スポーツ少年団 ソフトボール

子供にスポーツ少年団(スポ少)でソフトボールを習わせる場合、ほかの一般的な習い事に比べ、親の負担はかなり大きいと言わざるをえません。

「スポ少は、当番が大変で親の負担が大きい」とよく耳にしますが、確かにそれはあると思います。

筆者の娘のチームの場合は、一人の母の当番は、シーズンにもよりますが月に1回~3回あり、拘束時間としては、数時間~長いと一日がかり(早朝から夕方まで)になります。夏場のうだるような暑さのグランド、冬場の凍えるような寒さのグランドに長時間座っているのは、やはりそれなりに大変です。

ただ、考えようによっては、自分が当番でない日は、ほかのお母さんにお願いができるので、ラクができます。ラクができるという言い方は語弊があるかもしれませんが、子どもたちがグランドに行っている間、自分の時間を作ることができます。もちろん、自分が当番の日は大変ですが、メリハリはあると感じます。

スポ少の保護者(母親)の当番の仕事は、お茶やスポーツドリンク、コーヒーなどの準備、ほかの母たちへの連絡、子どものケアなど(熱中症やケガの場合は付き添いも)。日よけタープの設営などは指導者や子どもたちもやりますが、低学年の子もいるので、なにもかも子どもたちでできる、というわけにはいきません。

遠征や試合の際に当番にあたると、自分の車に団員のの子どもたちを複数人乗せて送迎(車出し)をする必要も出てきます。(チームによっては、お母さん方ではなく指導者が車を出してくれるケースもあります。)

ただ、免許を持っていない、免許はあるがペーパードライバーというお母さんもいないわけではありません。しかし、実際問題、毎回ほかのお母さんに送迎・車出しをお願いすると若干肩身が狭い思いをすることもあるので、その分、ほかのところで負担を引き受けるなどの配慮がいるでしょう。

グランド当番以外の親の負担について。子どもが高学年(5、6年)になるといろいろな役がまわってくる可能性があり、それらの役に任命されると、かなり負担が大きくなります。スポーツ少年団ごと、チームごとに役は異なるでしょうが、筆者の所属している団の場合は、「チームリーダー(母たちの代表)」「事務局」「会計」「企画」などの役があり、団の役員になると毎月の役員会に出席する必要があります。

低学年で子供をスポーツ少年団に入団させるときは、これらの「役」のことは正直ピンと来ないかもしれませんが、スポーツ少年団が非営利団体で自主運営している以上、自分の子供が高学年になった際にはなんらかの役を引き受けなくてはいけない可能性を念頭に置いておきましょう。


子供をスポーツ少年団に入らせてせて良かったこと

子供にスポーツ少年団でソフトボールを習わせている(いた)ママに「スポ少でソフトボールを習わせて良かったこと」を聞きました。

「うちの娘は、小学校一年生のころは、家で一人で本を読んだり、空想のお話を作ってばかりいるような子で、お友達(他者)とのかかわりがうまくできるのか・・・と少し心配していました。しかし、スポ少でソフトボールを始めたことで、ぐんぐん社交的になっていき、大変さも喜びも分かち合える友達が何人もできました。スポーツ・運動が得意になってくれたのも嬉しいです。」

「6年生ではキャッチャーという大事なポジションも任され、キャプテン、副キャプテンといっしょにチームを引っ張っていく立場になりましたが、その経験を通しても精神的に成長できたと思っています。このチームでソフトができて、本当に良かった!」

「一般的な子供の習い事に比べ、スポーツ少年団(スポ少)は親の負担が大きく、家族の予定がスポ少中心になってしまう部分があります。我が家の場合は、夫が土日仕事だったため、週末家でダラダラしているくらいならスポーツをやってくれたほうがいいなという気持ちでソフトボールを始めましたが、おかげでとても密度の濃い小学校生活を送れたと思っています。」

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