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子供の剣道の習い事

子供の剣道の習い事を詳しく紹介!

子供の剣道の習い事はおすすめ? いつから始めるのがいい? 剣道教室ではどんなことをするの? 特徴、メリット、適性、費用など子供の剣道の習い事の詳細と体験談の口コミを紹介。

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子供の剣道の習い事

子供の剣道の習い事は、礼儀礼節が身につく、集中力がつく、心身の鍛練になる武道の習い事

子供の剣道の習い事はおすすめ? 詳細と体験談の口コミ

子供の剣道の習い事

剣道は柔道・空手と並ぶ日本の武道のひとつ。昔から実践として伝えられてきた剣術(武術)のうち、江戸時代後期に発達した防具着用の竹刀稽古をルーツとし、スポーツにしたもの(競技化したもの)が剣道です。

子供の剣道の習い事は、「戦う姿が凛々しい」「礼儀作法が身に付く」「精神の鍛練・成長に役立つ」とされ、昔から憧れの習い事としてあげられています。実際は痛い・重い・厳しいこともありますが、それでも剣道を習う子供が後を絶たないのは、剣道ならではの魅力があるからといえるでしょう。

このページでは、子供の剣道の習い事のメリット、始める年齢、月謝(お金)、親の負担、子供に剣道を習わせてよかったことなど、体験談を交えて、子供の剣道の習い事を詳しく紹介します。

「女の子でも剣道はできるの?」「いつから(何歳から)習えるの?」「剣道の防具っていくらする?」など、子供に剣道を習わせるうえでの疑問についても解説します。

【このページの目次】

  1. 子供の剣道の習い事のメリットとデメリットは?
  2. 子供の剣道の習い事はどんなことをするの?
  3. 子供の剣道の習い事のいつから始める?女の子も習える?
  4. 子供の剣道の習い事の教室・道場の選び方
  5. 子供の剣道の習い事の月謝(お金)
  6. 子供の剣道の習い事の親の負担
  7. 子供に剣道を習わせて良かったこと

子供の剣道の習い事のメリットとデメリットは?

礼儀礼節が身につく、集中力がつく、心身の鍛練など、剣道の習い事のメリットはたくさん。

子供の剣道の習い事のメリットとデメリットは?

子供に剣道を習わせるメリットは以下の通り。

  • ・ 礼儀礼節が身につく。挨拶がしっかりできる子になる。
  • ・ 集中力、判断力、決断力がつく。
  • ・ 身体面も、精神面も、鍛えられ、忍耐力のある子になる。
  • ・ 体幹が鍛えられ、姿勢が良くなる。
  • ・ 身体の大きさに左右されにくい(小柄でも不利になりにくい)。
  • ・ 「心・技・体」の一致を重視するので、単に技術に留まらず、人間形成に役立つ。

剣道を学ぶことで得られるいちばんのメリットは、やはり礼儀です。剣道は「礼に始まり礼に終わる」と言われるように、道場に入るときから出るときまでが稽古です。

剣道では、礼節を重んじ、道場にも、師範にも、仲間にも、試合の対戦相手にも敬意を払うことが必須。挨拶も徹底して教え込まれるので、どこに行ってもしっかりと挨拶のできる子になります。

剣道を習うことで、集中力がつくのもメリット。剣道は一瞬で勝負がつくので、試合を経験していく中で、集中力だけでなく、判断力や決断力もついてきます。油断していては負けてしまうので、自然と落ち着きも出てきます。

剣道場は夏は暑く、冬は本当に寒いです。真夏の道場で重い防具をつけての稽古は大変厳しいです。真冬の冷え切った道場で裸足の稽古も本当に辛いです。しもやけになる子も多いです。そんな道場で稽古していくことで、忍耐も精神も鍛えられていきます。(心身の鍛練)

剣道をすることで、姿勢が良くなります。今の時代は猫背の子が多いですが、剣道は姿勢が大切です。剣道の基本である素振りをしていると自然と体幹が鍛えられるため、身体の内側から強くなり、凛とした立ち姿になります。

剣道は身体の大きさに左右されにくいのも特徴。子供のころの身体の大きさの違いは、習い事の種類によっては大きな差になってしまいますが、剣道は身体が大きければ大きいことを生かした技もあり、小さければ小さい子にしかできない技もあります。必ずしも小柄な子が不利ではなく、その子に生かした技術を習得することで、より強くなれるのが剣道の魅力です。

剣道は「心・技・体」一致が大切。心を整え、技を磨き、体を鍛えるため、剣道を学ぶことは人間形成に役立つとされています。剣道の初段以上を取得していると、一目置かれるのはそのためです。

一方、剣道の習い事のデメリットもあります。

剣道は痛いです。防具をつけていても、やはり打たれれば痛く、小さな子や女の子は泣いてしまう子も少なくありません。しかし、それを越えることで強くなります。

剣道は臭いです。脱臭剤を入れても影干しをしていても、いつの間にか防具から何とも言えない臭いがしてきます。最近では洗える防具などもあるようですが、剣道に臭いは付きもの。しっかり稽古している勲章と思ってください。

子供の剣道の習い事はどんなことをするの?

初心者はまず足さばきを学び、その後竹刀での練習へ。普段の稽古のほか、昇級審査や試合も

子供の剣道の習い事はどんなことをするの?

子供の剣道の習い事の稽古の回数は、道場によって異なりますが、一般的には週に2回~3回、1回2時間ほどのところが多いです。

剣道の習い事では、初心者はまずは「足さばき(送り足、継ぎ足、開き足)」から学びます。足さばきが出来るようになってから、初めて竹刀を手にします。

防具をつけるようになれば、試合での技も稽古しますが、まずは基本稽古が中心。毎回同じことばかりをしているようにも思えますが、基本こそが剣道で一番大切なことです。

昇級審査について

剣道は、小学生であれば10級(地域による)から1級まで受けることができます。審査は年に2回あります。10級から9級へと数字が小さくなるほど上手と言うことです。

上達の早い子は8級から6級に「飛び級」することもありますが、審査を受けても進級に値しなければ、「留め置き」となることもあります。

試合について

剣道の試合の数は道場によって異なり、市町村ごとの大会や道場対決のような試合もあります。


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子供の剣道の習い事はいつから始める? 女の子も習える?

剣道の習い事は小学生になってからがおすすめ。 男の子が多いですが、女の子も習えます。

子供の剣道の習い事はいつから始める? 女の子も習える?

剣道の習い事を始めるのは、小学生になってからが望ましいでしょう。

道場によっては幼児を受け入れているところもありますが、剣道は長い棒(竹刀)を扱うスポーツ(武道)。基礎体力がないと重く感じますし、危険を伴います。

師範の指導の意味、説明を理解できる年齢を考えても、小学生になってからが良いかと思います。また、中学校に剣道部がある地域では、中学生から始める人も多いです。

小学校低学年で剣道を習い始めるのがいいのか、中学生になってから始めるのがよいのか、という点について。小学生で剣道を始めると、ほぼすべての子が1年にひとつの級ずつ確実にクリアしていきます。(8級から7級・6級と一年に1級ずつのように)

それに対して、中学生から剣道を始めると、身体も成長しており、理解力も高いため、いきなり3級がもらえたりと、進級が早いです。

一見、中学生から剣道を始めるほうが効率が良いようにも思えますが、中学生の理解力で得た3級と、小学生から数年かけて基本をゆっくりじっくり稽古して得た3級ではやはり身の付き方が違います。

小学生のころから年月をかけて習得した足さばきや、剣さばきは、恰好や表面的な技術だけではなく、しっかりとその子自身のものになっているからです。

それは試合でも同じことが言え、3級同士の試合でも、小学生からずっと習っていて試合経験数も多い子は試合慣れ(場慣れ)していて、試合独特の緊張感にもある程度慣れているようです。その点からも、小学生のうちから剣道を習っていた方が良いように感じます。

(ただし、小学生のうちから頑張りすぎると中学生になった頃には飽きてしまい、ほかの部活動に入りたくなるとの話も聞きます。これは剣道に限ったことではありませんが。)

子供の剣道の習い事は、女の子でもOK!

剣道の習い事は男の子のスポーツというイメージが強いですが、女の子も習うことができます。ただ、特に「女子の部」を設けている道場はないと思うので、男の子に混じって女の子も同じ稽古をします。

剣道を習っている子供の男女比は8:2くらいで、やはり女の子は少ないです。しかし、競技人口が少ない分、男の子と比べて試合でも上位に入りやすいのは、女の子ならではのメリットといえるでしょう。男の子が5回~6回勝ち上がらなければ決勝戦に行けないような大会でも、女の子は2~3回勝てば優勝できたりすることも。

(※女の子が剣道を習う上で気を付けるポイントは髪の毛。面を付けるときに面タオルで頭を覆うのですが、低学年のうちは男の子でもそれが難しいです。女の子で髪の毛が長いとさらにまとめるのが難しくなるので、練習が必要になります。)

剣道の習い事の教室・道場の選び方

基本中心の道場と、試合で勝つことための実践中心の道場、子供に合うほうを選びましょう。

剣道を学べる道場は大きく分けて2種類あります。

昇級・昇段に重きを置いた基本中心の道場

試合で勝つことに重きを置いた実践中心の道場

基本の稽古も大切ですし、試合で勝つこともやる気に繋がります。どちらがお子さんに合う道場なのか見学して情報を聞いて選ぶのことをおすすめします。

子供の剣道の習い事の月謝(お金)

剣道の習い事の月謝は安め、「面」「小手」「銅」など防具代は高めですが、長く使えます

子供の剣道の習い事の月謝・かかる費用(お金)

剣道の習い事の月謝は、道場によりますが、月2,000円前後のところが多いです。入会金はあるところとないところがありますが、あるところでも1,000円程度。そのほか、スポーツ保険(年額1,600円)には毎年加入します。

月謝以外に必要なのは、道具にかかるお金。剣道を始めると、まず最初に竹刀を買います。竹刀と鍔(つば)、鍔とめ、竹刀袋も必要です。竹刀の価格は、1本1500円から2000円程度。(道場には出入りしている業者がいるので、そこで注文。まとめて購入すると安くなることもあります。)

竹刀は消耗品ととらえてください。力が付き強く打てるようになると、竹刀はすぐにささくれたり割れたりします。いたんだ竹刀は相手も自分も怪我のもとになるのですぐに替えが必要です。年に数本買い替えます。

次に、剣道の足さばきを覚えたら、道着と袴を購入します。胴着と袴のセットで4,000~5,000円くらい。道具を着ると一気に「剣士」になり、格好良いです。女の子用には真っ白の道着もあります。

その後、防具を購入することになります。頭にかぶる「面」、手に付ける「小手」、お腹を守る「胴」、自分の名前の「垂れ」。そのほか、小物として防具袋や面タオルも必要です。

これらの防具と小物類は、入門セットとしてまとめて販売している業者もたくさんあります。価格は、小学生の初心者用でも30,000円以上。高く感じますが、一度セットで購入すると数年は使えます。私の子供は小学一年生で購入し、それを小学校卒業まで使うことができました。

子供の剣道の習い事の親の負担

剣道の習い事の親の負担は、試合時の子供の付き添いや送迎。道場によっては当番制も

子供の剣道の習い事の親の負担は、道場によりけりですが、保護者が交代で子供たちを見守る当番制のところがあります。道場の鍵の開け閉めや、子供がけがをした時の看護の為の当番です。当番の頻度や仕事内容はそれぞれなので、最初に確認しておくようにしましょう。

試合や錬成会の多い道場は、子供の付添いや送迎の回数も多くなり、交通費の負担もあります。

子供に剣道を習わせて良かったこと

子供に剣道を習わせてよかったこと

うちの子供はもともと落ち着きがなく、ひとつのことに集中することも苦手でしたが、剣道を始め、集中しないと打たれて負けてしまうことを学び、集中力が高まったように感じます。

また、小柄で背の順もいつも一番前でしたが、剣道は背が低い子にしかできない技もあり、すばしっこさを生かした技で自分よりも大きな子にも勝つことができるんです。

スポーツの世界で身長は高いほうが絶対的に有利なイメージですが、剣道は小ささを生かすことができ、それは息子にとって自信になっています。

剣道は個人競技だと思われがちですが、団体戦もあります。仲間と気持ちを一つにして戦い、厳しさや嬉しさを共有し共に強くなっていくわが子の様子を見るのは、とても嬉しいものです。

剣道は、子供の習い事に留まらず、一生続けられる生涯スポーツになるのでおすすめ。

剣道は、子供の習い事に留まらず、一生続けられる生涯スポーツになるのでおすすめ。

剣道は生涯できるスポーツ(武道)です。野球やサッカーなどのスポーツではありえないことですが、剣道の世界では、現役盛りの20代の若者が70代に敵わないこともあります。

道場には、下は小学生から上は70代~80代まで幅広い年齢層がいます。いろんな年代の人と男女隔てなく一緒に稽古ができるのは、剣道ならではの魅力といえるでしょう。

多くの習い事は、持って生まれた才能や体格に左右されることが大きいですが、剣道は「才能」よりも「努力」。体格や運動神経の良さよりも、日々丁寧な努力を堅実に続けられる子が強くなります。

何よりも剣道はかっこいい! これにつきると思います。袴姿で竹刀を構えた剣士のわが子の凛々しさ。厳しいことも多くありますが、剣道はやりがいのある小学生の習い事としておすすめです。

(文章:sachiko)

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