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子供のチアリーディングの習い事

子供のチアリーディングの習い事はおすすめ? 特徴、メリット、内容、適性、月謝/お金、親の負担、子供にチアリーディングを習わせてよかったことなど

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子供のチアリーディング(チアダンス)の習い事

子供のチアリーディングの習い事はおすすめ? 詳細と体験談の口コミ

子供のチアリーディングの習い事

子供のチアリーディングの習い事は、ポンポンを持って、チームで音楽に合わせてダンスやスタンツ(組体操のようなもの)を行う表現スポーツを習い、練習するものです。

「チアダンス」と呼ばれることもありますが、組体操のようなスタンツがあるのがチアリーディングで、ダンスメインなのがチアダンス。チアダンスを含めて「チアリーディング」と言ったりもします。

チアリーディングはバレエなどの芸術ではなく、子ども大会や学生選手権などの全国大会もあるスポーツ競技で、アメリカンフットボールや野球などのスポーツチームの応援、地域のお祭りなどで演技披露もします。

笑顔がすてきになる、リズム感や表現力が身につく、仲間とチームワークがとれるようになる、衣装がかわいいなど、幼児~小学生の女の子のお母さんに人気のある習い事の一つです。

【このページの目次】

  1. メリットは?
  2. どんなことをするの?
  3. チアリーディングの晴れ舞台
  4. 適性は?
  5. 始める年齢
  6. 月謝(お金)
  7. 親の負担
  8. チアリーディングを習わせて良かったこと

子供のチアリーディングの習い事のメリットは?

子供にチアリーディングを習わせるメリットとしては、

  • ・ 体力がつく 。筋力がつく。
  • ・ チームで一丸となるにはどんなことが必要か気を配ることができるようになる。
  • ・ 団体競技なので、全員が一人を一人が全員を必要とすることを実感できる。
  • ・ あいさつや礼儀などの社会性、人とのコミュニケーション力が高まる。
  • ・ 人を励ますこと、人に励まされることの喜びを知ることができる。
  • などが挙げられます。

団体競技であるチアリーディングを習うことで、ひとりひとりがかけがえのない存在であることを学び、仲間とのコミュニケーション力を高めていくことは、責任感を養うことにつながります。

一人の力が欠けると競技が成り立たないチアリーディングでは、全員が一人を、一人が全員を必要とすることが実感でき、自然と子どもたち同士が互いに教え合うようになるのも魅力。仲間と気持ちを合わせて演技を作り上げることで感じられる一体感は、素晴らしい体験になるはずです。

これらのメリットがあるチアリーディングの習い事ですが、子供の技術習得に差が出やすいというデメリットもあるので、子供の様子を見ながら親がフォローしていくことも必要かもしれません。

子供のチアリーディングの習い事

子供のチアリーディングの習い事はどんなことをするの?

子供のチアリーディングの習い事は、実際にどんなことをするのでしょうか。

今回は、娘さんに小学校4年生~6年生まで、3年間チアリーディングの習い事をさせていた関西在住のりぃさんに、子供のチアリーディングの習い事について伺いました。

- 子供のチアリーディングの習い事のレッスンはどんなことをするのでしょうか?

りぃさん:「子供のチアリーディングの習い事では、柔軟体操、ダンス、スタンツ(組体操のようなもの)、フォーメーション(ダンスの立ち位置や移動)確認などを行います。

一般的に、チアリーディング(チアダンス) は、ポンポンを持ってミニスカートで踊る、華やかで楽しそうなイメージだと思うのですが、普段の練習は地味できびしいです。

音楽をかけるのは演技披露の最終段階、普段の練習では音楽なしのカウント(1・2・3・4)を自分たちで声を出して動きます。大きな声を出すことも重要なようで、声が小さいと「ダンスが苦手でも声は出せるでしょ?」と注意を受けます。

チアリーディングは、スタンツでの落下事故など危険が伴うので、あいさつなどの礼儀や無駄口、勝手な行動も、かなり気を配って指導されていました。練習中厳しい反面、オンオフの切り替えをしっかりされていて、練習前後はコーチや友達とのおしゃべりが楽しそうでした。

また、チアリーダー=応援をする人なので、「笑顔が大事、だらだらした人や挨拶もしない人に応援はできない。」と演技の上手さ以上にチアリーダーとしての心構えを重視していたようです。

なお、子どもの通っていたチームは、1か月3~4回(土日のどちらか)、2時間の練習がありました。」


- 子供のチアリーディングの習い事は、教室でのレッスン以外に、自宅でも練習が必要ですか?

りぃさん:「家庭での柔軟体操とダンスの練習は必須で、ほぼ毎日しました。うちの子は高学年だったので、練習したか声をかけるくらいでした。柔軟体操は一緒にすることも多かったです。

レッスンでは、曲が変更になり新しくダンスを教えてもらうとき以外は、スタンツやフォーメーションなどチームでしか練習できないことが中心でした。

保護者がレッスン中にダンスをビデオで録画し、各自、家で覚えてこないとレッスンについていけません。子供にチアリーディングの習い事をさせるには、親のサポートが必要不可欠だと思います。」


子供のチアリーディングの習い事の晴れ舞台

子供のチアリーディングの習い事

- 子供のチアリーディングの習い事の「晴れ舞台」はどんなものでしょうか?

りぃさん:「子供のチアリーディングの習い事のは晴れ舞台は、イベントや地域のお祭り、地元サッカーチームの応援(ハーフタイムの演技披露)、キッズダンス大会などで、年間6~7回ほどありました。たくさんの方に見ていただけるので、子供自身、とてもやりがいがあったようです。

披露する曲は3曲くらいの中からイベントに合わせて組み合わせるのですが、イベント名の応援の掛け声を入れたり、ポンポンで文字を作る練習があります。

特に、お祭りやショッピングセンターでのイベントでは、偶然通りかかった人たちが足を止めて見てくださり、スタンツやポンポン文字で感嘆の声を聴くのがとてもうれしかったようです。

母親である私は毎回同伴していましたが、年間の披露回数が多いので、家族や祖父母はときどき見に来る感じでした。近所でイベントをするときは子どもの友達も見に来てくれましたね。

私自身は、最初の頃は自分の子どもやチームの演技を見るのが楽しかったのですが、途中からは、見に来てくれる方の様子を見るのも楽しみで、チアの魅力が伝わるといいなと思うようになりました。」

子供のチアリーディングの習い事の適性は?

チアリーディングのの習い事に向いている子供は、体が柔らかく、リズム感が優れていて、笑顔でアピールできる子。団体競技なので、みんなで協力し作り上げることが好きな子も向いています。

体重の軽い子はトップ(スタンツで一番上に立つ)、大柄な子はベース(下で支える)など適したポジションがあるので、極端に太ってる子以外は問題ないでしょう。

前述のりぃさんは、「私の子どもは音楽を習っていたため、リズム感は問題なかったのですが、運動が得意でなく、演技自体はあまり上手ではありませんでした。でも声出しや低学年の子のサポートを褒められることも多く、上手下手に関わらずやる気のある子は認められる雰囲気がありました。」とお話してくれました。

子供のチアリーディングの習い事を始める年齢

チアリーディングの習い事は、中学・高校で始める方も少なくありませんが、上を目指すのであれば、小学校低学年のうちに始めるのがベター。

とはいえ、チアリーディングは、中学、高校、大学と続けていくことができる習い事なので、始めるのに遅すぎるということはありません。


- これから子供にチアリーディングを習わせようか考え中の方へ

りぃさん:「チアが習える教室は多くないと思いますが、踊ることが好きなお子さんならぜひ体験してみてほしいと思います。

チアは、周りの人を応援する競技ですし、礼儀やチアの精神を重んじています。コーチからは、演技披露の時には「私を見て!」と周りを明るくするような笑顔とアピールが大事といわれましたが、普段はチームのためにコツコツと練習を積む必要があります。

華やかな場面には日々の努力が必要なこと、仲間との協力が必要なことなどが身につくと思います。」

子供のチアリーディングの習い事の月謝(お金)

子供のチアリーディングの習い事の月謝は、スポーツクラブが運営するチームなのか、そうでないのかにより異なります。

前述のりぃさんに、子供のチアリーディングの習い事の月謝と、その他にかかるお金について伺いました。

りぃさんの娘さんの通っていたチアリーディング教室の場合は、スポーツクラブ所属などではないコーチたちが個人で立ち上げたチームで、1回参加するごとに1,500円。練習以外のイベント参加時(地域のお祭り、スポーツチームの応援、ダンス大会など)も同様の金額がかかったそうです。
(*レッスンは月に3~4回で、1回あたり2時間。)

月謝以外に必要なお金についても、りぃさんに伺いました。

りぃさん:「普段の練習着は自由で、Tシャツと短パン、室内用の運動靴が必要です。

イベント時に着用するユニフォーム(タンクトップ・スカート)は、演技披露には必ず必要で、入会後半年くらいで購入しました。(約10,000円)

年1~2回チーム内でサイズが合わなくなったユニフォームを譲る習慣があり、半額の5,000円と決められていました。少し大きめを新品購入して退会後に後輩へ譲ったので、実質5,000円でした。

その他はポンポン(3,000円)、ポニーテール用のリボンと靴下(合わせて1,000円くらい?)、チームTシャツ(1,500円)、スカート下の短いスパッツ(指定なし)、冬用のアンダーシャツ(白いハイネック、ユニクロでOK)、練習曲の入ったCD(随時)が必要でした。

チアリーディング用の専用シューズは7,000円ほど。高価なので上級チームのみ必須とされていました。うちの子は普通チームでしたので、真っ白なスニーカーならOKでした。3,000円くらいで購入しました。

任意でチームバッグやウインドブレーカーなどもありました。我が家では購入しませんでしたが、上級チームの子たちはほぼ購入していたようです。」

(*上記はりぃさんの娘さんが通っていた教室の場合で、教室により異なることをご理解ください。)

子供のチアリーディングの習い事

スポーツクラブ所属のチアリーディングの習い事・チアダンスの習い事は、月7,000円~8,000円の月謝がかかるところが多いようです。

参考: スポーツクラブNAS 各種球団チアスクール

(北海道日本ハムファイターズ ファイターズアカデミー、ジャイアンツヴィーナスダンススクール、千葉ロッテマリーンズ ダンスアカデミー、横浜DeNAベイスターズチアスクール、オリックス・バファローズ チアダンスアカデミー、ソフトバンクホークス キッズダンススクール、東京ヴェルディ・キッズチアダンススクール)


子供のチアリーディングの習い事の親の負担

子供のチアリーディングの習い事の親の負担は、特別な当番などはありませんが、各自の送迎、家庭練習用ビデオ撮影、イベントの同伴などがあります。

家庭練習用ビデオの撮影は、保護者がレッスン中にダンスをビデオで録画し、本人に見せる必要があります。団体競技なので、ダンスがワンテンポ遅れることでチームメイトに迷惑が掛からないよう、各自ずれている部分などを家で確認し、家で覚えてこないとレッスンについていけません。

イベント時は、各自自分の子どもに同伴して会場へ行きます。イベント時のヘアセットは保護者の役目。結べる長さの髪は高い位置でポニーテールにします。ケガの防止のためにピンは禁止、後れ毛が出ないようヘアスプレーで固めます。

集金やイベント時の引率などは、その場にいる保護者が自然と協力して活動することが多いようです。

チアリーディングを習わせて良かったこと

チアリーディングの子供に習わせているママに「チアリーディングを習わせて良かったこと」を聞きました。

「うちの娘はもともと運動が苦手で、体力もあまりなかったのですが、毎日の練習で体が強くなりました。小学校のプールの時期は家庭で体温を測る必要があり、毎回35度台の低体温でしたが、チアを始めてしばらくすると筋肉がついてきたのか36度台になりました。

習い始める前はチアリーディングをよく知らなかったけれど、子どもがチームに所属したおかげで、家族みんなでチアの魅力に気づけました。

TVで大学生や社会人の大会の様子を見ることがあるのですが、他チームの演技披露中、待っている他チームが観覧席から応援をする様子をみて「これがチアだよね。」「ライバルチームの応援って普通はしないよね。」と家族で話しています。

後悔ではないけれど、チーム内は低学年で始める子が多かったので、ダンス未経験で4年生から始めるのは少し遅かったかなと思っています。(一般的には中学高校から始める方も多いです。)

またチアリーディングのレッスンとは直接関係ありませんが、送迎時間が長く、私と娘二人で通うことが多かったので、じっくり話ができたのがよかったです。

家ではほかの兄弟もいますし、二人きりで話をする時間があまり取れません。高学年になってクラスメイトとの関係で様々な思いをすることが多かったようで、「ゆっくり話を聞いてくれてありがとう。」と言われたことがあります。

こうした親子の時間も習い事をやったからこそだと思うので、チアリーディングを習わせて良かったと思っています。」


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