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子供のバイオリン(ヴァイオリン)の習い事

子供のバイオリンの習い事はおすすめ? 特徴、メリット、内容、適性、月謝、親の負担、子供にバイオリンを習わせてよかったことなど

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子供のバイオリンの習い事

音楽を楽しめる子、音感のある子に育てたいパパ・ママに人気のバイオリンの習い事。

  子供のバイオリンの習い事はおすすめ? 詳細と体験談の口コミ

子供のバイオリンの習い事

子供のバイオリンの習い事は、弦楽器のひとつであるバイオリンの演奏を学ぶ習い事です。ピアノの習い事、エレクトーンの習い事と並び、子供の音楽系の人気の習い事のひとつ。

バイオリンの習い事と聞くと、「なんだかかっこいい」「難しそう」「お嬢さま、お坊ちゃま(お金持ち)のイメージ」と思うかもしれません。

確かに、自分の指の位置で音を作るバイオリンは、ピアノよりも(子供の身体の成長に伴う)買い替えで、お金がかかる習い事です。

しかし、個人差はありますが、ピアノよりも微妙な音が聞き分けられ、音感が良くなるとも言われています。(一説によると、バイオリンの奏でる音は、人間が最も心地よいと感じる音なのだそうです。)

バイオリンのレッスンは、グループではなく個人が基本。子供のヴァイオリン教室では、音符カードなどを使って楽しみながら音楽に慣れていきます。大人になってからの習得が難しい音感も、子供のうちなら身に付きやすいのが特徴です。

このページでは、実際にバイオリンの習い事の体験を持つ筆者が、体験談を交え、子どものバイオリンの習い事(お稽古)について、詳しくお伝えします。

【このページの目次】

  1. メリットは?
  2. どんなことをするの?
  3. 適性と上達について
  4. 子供のバイオリン教室選ぶポイント
  5. 月謝とかかるお金
  6. バイオリンを習わせて良かったこと


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子供のバイオリンの習い事のメリットは?

一生楽しめる趣味を持て子どもの人生が豊かになる、音感が良くなるなどのメリットがあります。

子供のバイオリンの習い事のメリットは?

子供にバイオリンを習わせるメリットは、何と言っても音感が身につくことです。

鍵盤を叩けば音が出るピアノと違い、バイオリンでは、左手の指で弦を押さえて自分で音を作らなければなりません。詳しくヴァイオリンの本体の写真を見てください。黒い板の上に4本の弦が張ってありますね。この黒い板の上が、左手の指で押さえる場所です。

では、左手の指で抑える位置は、どこ? 板の上には何の目印もありません…。そう、抑える位置は、練習をしていくうちに、左手の指が自然と覚えるのです。

1mmでも押さえる位置がずれると、違う音になってしまいます。正しい音は、先生のお手本を聴いたり、自分が出した音を高い・低いと注意されて直したりしているうちに分かるようになります。

1ヘルツの音程の違いは、数年も練習した子供にとっては全く違う音程として聴こえます。音感が身についているからです。一般的に、音感が身についている子供は、音楽全般が得意であるようです。

幼稚園や小学校の音楽会で、難しいパートを任されたという話はよく聞きます。また、他のメリットとしては、リズム感が付く、楽譜が読めるようになる、左右の手で全く別の動きをすることから、脳の活性化なども挙げられます。

子供のころからバイオリンを習い始めて、プロを目指す人もいますが、そうでなくとも、一生楽しめる音楽の趣味を持つことは、子供の人生を豊かにしてくれることでしょう。

子供のバイオリンの習い事はどんなことをするの?

子供のバイオリンの習い事はどんなことをするの?

バイオリンには子供用の小さい楽器があるので、まずは先生と一緒に楽器を購入します。

ご自身で楽器店に出向いてももちろん店員さんは対応しくれますが、楽器売り場担当の店員さんが、必ずしもバイオリン専門というわけではありません。先生にお願いし、一緒に買いにいくことをお勧めします。

先生が買ってきてくれる場合もあるかもしれませんが、楽器店、馴染みにない方には行くだけでも面白いですよ。これから子供の相棒となる楽器、是非先生と一緒に探してみてください。

レッスンでは、はじめに楽器の構え方、弓の持ち方を習います。楽器の表面はニスが塗ってあるので、触ってはいけない場所なども教えてもらいます。徐々に慣れてくると、弓を弦の上でまっすぐに弾く練習、指を押さえる練習などをしていきます。

音楽が初めての子供は、音符カードを使って楽譜の読み方も習います。音階練習が基本となり、弾けるようになってきたら、簡単な練習曲も練習できるようになります。

子供のバイオリンの習い事の適性と上達について

子供のバイオリンの習い事の上達について

ここまで読んでいただいて何となく想像がつくかもしれませんが、バイオリンは他の楽器に比べ、少し難しい…のかもしれません。

こつこつと練習することが必要になるので、適正としては、例えば、お友達の中に入ってワイワイ遊ぶのは苦手だけれど、ひとりで黙々と遊んだり何かに集中したりするのが好きな子供、室内にいることが好きな子供が向いていそうです。

バイオリンの習い事を始める年齢は、5歳前後が一般的です。プロを目指す子供はもっと早い時期から始めることもあるようですが、一般的にはこのぐらいの年齢から始める子供が多いです。

10歳を過ぎてからは遅いという印象がありますが、プロを目指すのでもない限り、遅すぎるということはありません。


子供のバイオリン教室を選ぶポイント

子供のバイオリン教室を選ぶにあたって、ついつい安い教室に目が行きがちですが、ここは子供の後の形なき財産になるという気持ちで、良い先生を選んであげたいものです。

とは言っても、上を見たらキリがないのがこの世界。子供が最初に通う教室を選ぶ際には、①基礎練習をしっかりやってくれること、②左手、右手の使い方を丁寧に教えてくれること、あとできれば、どの楽器を購入するのか楽器屋さんに一緒に見に行ってくれる先生が良いでしょう。

最初の基礎が適当になり、変な癖が付いてしまった場合、後から癖を直すにはとても苦労します。

一度ついてしまった癖というのは、なかなか直らないからです。ですので、むやみに楽しい曲に走るのではなく、地道な基礎をしっかりやってくれる先生を探しましょう。

「楽しみながら習得させてあげたい」という親心も痛いほど分かりますが…。楽しさだけを求めてしまうと、バイオリンの習得は難しいかもしれません。仮に楽しさだけを求めた場合、子供が大きくなってから、その差が技術の差としてはっきり出てしまうでしょう。

バイオリン教室の見つけ方は、自らインターネットで探す、知人に紹介してもらう、などがあります。

大手の教室はインターネットで検索すると見つかると思いますが、教室によっては、子供の技術が多少追い付いていなくても、カリキュラムに従ってどんどん進めてしまうことがあるようです。

知人に紹介してもらう場合は、ホームページを持っていない個人経営の先生にもたどり着くことができます。バイオリンを習っているお友達の親御さんに話を聞いてみるとよいでしょう。

バイオリンを習っているお友達がいないという場合は、バイオリンの先生は一般的に音大を出ていることが多いので、お近くのピアノの先生などに(音大時代の知り合いで)バイオリンを教えている先生がいないか聞いてみるのも一つの方法です。

なお、親御さんに音楽経験が無くても、子供がバイオリンを習うことには全く問題ありません。


子供のバイオリンの習い事の月謝とかかるお金

子供のバイオリンの習い事の月謝・かかるお金

子供のバイオリンの習い事にかかるお金(月謝)は、先生により、大きく差があります。

安いところだと、個人レッスンの場合、カルチャー教室の先生で週1回で10,000円~といったところでしょうか。グループレッスンは割安かもしれませんが、上達の進度が一人ひとり違うのを無理矢理合わせてしまうため、あまりお勧めできません。

また、ピアノなどの楽器は年齢に応じて買い替えることはあまりないですが、バイオリンは身長が伸びるごとに大きい楽器が必要となり、その楽器購入費用はバイオリンならではの金銭的負担といえます。

バイオリンを習わせて良かったこと

バイオリンを習ってよかったことは、音楽全般が得意になった、言葉以外の感情表現の方法を得られた、音感が身についた、など。

「子供にバイオリンを習わせて良かったこと」を聞いてみました。

「バイオリンを習ったことで音楽全般が得意に。スーパーで流れていた曲をその場で覚えて、家に帰ってきてからバイオリンで弾き始めたのでびっくりしました。」

「言葉以外の感情の表現方法が得られたこと。家で子供が練習しているのを聴いていると、悲しいとか楽しいとか、音に如実に表れています。そんな子供の成長を聴いていて、こちらも笑顔になります。」

「幼少期からバイオリンを習っていた子供が高校生になったとき、オーケストラでいっぱしに交響曲を弾いているのを見て感動しました。」

「音感が身についたことで、自然と音そのものに対し聞く力が備わったのか、ずっと日本在住にも関わらず、英語の発音がとても良いです。バイオリンを習ったことによる思わぬ収穫ですね。」

(編集 子供の習い事ガイド)


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