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子供のギターの習い事

子供のギターの習い事はおすすめ? 特徴、メリット、内容、月謝、親の負担、ギター教室を選ぶポイント、子供にギターを習わせてよかったことなど

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子供のギターの習い事

音楽を通して情緒が豊かに養われるだけでなく、協調性や社会性が身につくギターの習い事。

子供のギターの習い事 体験談

我が家の小学校3年生(9歳)の娘は、クラシックギターを習い始めて1年半になります。習い始めるきっかけは、「約束のひまわり」という曲をアコースティックギター1本で弾き語りする、秦基弘さんの姿に魅せられたことでした。

それ以来、街で流れる音楽やテレビから流れてくるギターの音に敏感に反応し、その度に「ギターをやりたい!」と熱望され、教室を探すことにしました。

子供のギターの習い事なんてあまり聞いたことがなかったのですが、近所のいたるところで頻繁に目にする看板があり、それがたまたまギター教室の名前で、調べると教室が最寄り駅に近かったので、まずは体験に行ってみることにしました。

子供のギターの習い事

体験は、30分間無料でレッスンが受けられるものでした。その教室は、60年以上の歴史を持つギターでは名の知れた大手のギター教室で、ギターの種類は、アコースティックギター、エレキ・エレキベースギター、ウクレレ、クラシックギターを選ぶことができました。クラシックギターに関しては子供用も含めオリジナルで27種類もあることを知りました。

娘の希望はアコースティックギターでしたが、アコースティックギター(大人用)は大きいので持って演奏するのが困難なことと、だからといって子供用で練習すると大人用に切り替えなくてはいけないということもあり、先生から薦めていただいたのがクラッシックギターの中のアルトギターでした。

アルトギターは、大人も使いますが、形が小ぶりで子供でも持ち易く、演奏しやすいものです。また、クラシックギターをマスターすれば他の種類のギターにも転向しやすいというのも理由でした。

担当の先生は体験のときからとてもやさしく、ほめて伸ばしてくださる指導で、子供との相性もよく、私も信頼できました。その体験レッスンですぐに音が出たこと、やればやるほど結果がでるというのが楽しくて、子供の意欲がさらに増し、ギターを習うことを決めました。

このページでは体験談や口コミを交え、子供のギターの習い事を詳しく紹介します。


【このページの目次】

  1. ギターの習い事のメリット
  2. どんなことをするの?
  3. 適性と始める年齢について
  4. かかるお金と月謝
  5. 子供のギター教室を選ぶポイント
  6. ギターを習わせて良かったこと


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子供のギターの習い事のメリットは?

子供のギターの習い事のメリット

子供のギターの習い事のメリットは、クラシックギターはギターの中で唯一両足を地面につけて演奏する楽器のため、姿勢が良く教育的にもよいことです。

姿勢がよくなれば集中力も増し、勉強など日常の生活にもよい影響があります。また、リズム感がよくなり、運動神経の発達にも役立っています。

また何より、音楽の習い事なので、音楽を通して情緒が豊かに養われることも大きなメリットです。


子供のギターの習い事はどんなことをするの?

子供のギターの習い事はどんなことをするの?

子供のギター教室のレッスンはいくつかコースがあります。うちの場合は、週に1回30分を月3回です。曜日や時間は先生と相談の上決められ、振替もできます。

この教室では、1か月分の予定を前の月の最後のレッスンに決めていく形です。先生は3~4人いて、楽器の種類や曜日によって担当が分かれています。基本的には、体験レッスンで担当していただいた先生がそのまま担当になります。

ギターのレッスン場所は、地下1階に小さな2部屋のスタジオと1階受付に大きなフロアがあり、そのどれかの場所を使いレッスンを行います。

レッスン内容としては、始めは、ギターの各部名称やギターの種類やギターの成り立ちなど基礎知識から、姿勢、持ち方、指の置きかたなど基本をしっかりと習います。

子供用の教本があり、始めのうちは右手だけを使った弾き方で、きれいな一音を出すための弾き方を中心に習います。うまく音が出るようになってきたら、左手の音の押さえ方を習い、テキストを使って両手を使った音階の練習をしていきます。

両手で弾くのが慣れてきたら簡単な曲を練習していきます。そして、徐々にレベルに合わせた課題曲を練習していきます。

子供のギターの習い事

そのほか、参加は自由ですが、年に1度発表会があり、先生や教室の生徒さんとのギターアンサンブルや独奏などを本格的なステージで披露することができます。

もっとレベルを上げたい場合は、30分間を週に2回や、1回60分間というコースもあります。30分は短くも感じられますが、楽器を演奏するのも結構疲れるので、子どもの集中力を持続させるには丁度よい時間に感じます。どんなに短い時間でもいいので毎日家で練習、ギターに触れることができれば必ず上達はします。

また、次のレッスンまでに課題が出されるのでそれをクリアしていけば、必ず上達していきます。現にうちの子はやればやるほど弾けるようになり、ほめられるのがうれしくてまた練習をするため、どんどん上達し、それが先生にも認められ、ギターの合奏団にも誘っていただき加入することになりました。

合奏団の練習は、毎週土曜日、月4回19:00から20:00までです。(休みもあり)

子供のギターの習い事はどんなことをするの?

合奏団では、コンクールやコンサートなどでのステージ発表が年に何度かあるため、それに向けて曲を決め、練習を積み重ねています。練習内容は、パートごとの練習や全体練習です。

合奏団は、団員26名中、小学生は5名、中・高・大学・専門学校生が15名くらいで残りが大人の方です。大人の方々も老若男女幅広く、職業もそれぞれでバラエティーに富んだメンバーです。趣味で楽しむ人から、本格的にプロを目指す人まで様々な方が集まっています。

共通しているのは、皆さんギターと、終わった後の打ち上げをこよなく愛し、楽しまれているというところです。練習の時は真剣ですが、雰囲気は和気あいあいとし、小学生の娘はいつもかわいがってもらい、上手な方の演奏を見習ったり、技術を教えてもらったりといろいろな刺激を受け、さらに上達し、モチベーションも上がっています。

大きなステージにあがる経験を通し度胸もつきました。合奏団の練習にはレッスン料はかからないので、レッスン以外でギターの腕を磨けることはとてもありがたいです。

子供のギターの習い事の適性と始める年齢は?

子供のギターの習い事の適性と始める年齢

子供が興味を持ったときこそ、ギターの習い事を始めるチャンスだと思います。「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、本当にその事が好きならば、それがその子に合った習い事になると実感しています。

そして、どんな習い事でも、興味を持った時が始め時(年齢)です。2歳でも3歳でも言葉が通じて、30分間座っていられて、子供用のギターを持って弾けるのであればいつからでも始められます。

特に、小学6年生くらいまでが一番何でも吸収して伸び盛りといいますので、その間に何か始められたらよいと思います。

大切なことは、親がやらせるのではなく、子どもが自ら興味を持ち本気でやりたいと思った「時」「事」が適時、適性な習い事だと思います。


子供のギターの習い事にかかるお金と月謝は?

子供のギターの習い事にかかるお金と月謝

うちの子供が通っているギター教室の月謝は以下の通りです。

・月1回(1回30分間) 共通¥5,940
・月2回(1回30分間) 幼児¥7,560,小中高¥8,640
・月3回(1回30分間) 幼児¥9,720,小中高¥10,800

※3ヶ月、6ヶ月、年額での支払いも可能です。まとめて支払うと前述の金額より若干安くなります。

うちは、子どもがどれくらい続くかわからなかったので、初めの1年は、1ヶ月単位で支払っていました。1年経った時点で娘に継続の意思を確認し、2年目から1年単位での支払いに切り替えました。

楽器(ギター)その他の費用

子供のギターの習い事は、教室によって入会金がかかるところとそうでないところがあります。また、ギターは(買わなくても)教室のものを貸してもらえます。

うちは、どれくらい続くかわからなかったので、初めの半年くらいは購入せず教室のものを借り、家ではダンボールで手作りしたギターネックを使って練習させていました。半年が過ぎ、練習が本格的になってきたのでやっとギターを購入しました。待った分、娘はギターが来た日は大泣きして喜んでいました。我慢させること、本気度合いをみることも大切だと思います。

ギターの値段は安いものから高額なものまであります。街の楽器店で購入できますが、教室でも販売していています。どちらで購入してもよいとのことでしたが、値段の違いは材質や製作工程、製法によって違ってくることや、職人さんの話しなどいろいろと説明を聞き、納得できたので教室で先生に紹介してもらってギターを購入しました。

我が家の場合、5万円のギター、ケース、教本など含めて初期費用に7~8万円かかりました。しかし、毎日15分~30分以内(短い曲2,3曲)練習、週1回30分間レッスンを月3回、1年半続けた結果、ギターをひき潰してしまいました。

先生いわく、よく練習して弾き込んだ証と、指の力が強く、ギターが耐え切れずきれいな音が出なくなったとのことで、買い替えを検討しています。

こんなに早く買い替えなければいけなくなるのであれば、始めからもう少しお金をかけよいものを買っておけばよかったと今は思います。これからの可能性を伸ばすための投資だと思っています。どんな楽器もお金がかかりますが、ギターもそれなりにかかります。

その他、コンサートに参加するのにも1回1曲4,500円から6,000円くらいかかります。参加しなければこの費用はかからないため、我が家も始めは参加していませんでした。しかし、娘がだんだん演奏に自信がつくと出場するといい始め、そういった舞台に立つと本番までにたくさん練習するようになり、その結果、成果や成長は見込めるため、必要な費用と思うようになりました。

子供のギター教室を選ぶポイントは?

子供のギターの習い事の教室・スクールを選ぶポイント

私が考える子供のギター教室を選ぶポイントは、以下のようなものです。

・ 自宅から通える距離
・ 専門的知識、技術があり、信頼できる先生がいる
・ 子どもと先生との相性
・ 教室の方針や理念
・ 値段
・ 楽器が借りられる
・ ギター以外の楽器も習うことができる(ボーカル、ドラム、ピアノ、フルートなど)
・ 体験がある
・ 入会金半額などのキャンペーンがある

我が家は大手のギター教室に通っていますが、個人のギター教室もあります。

比較していないため何ともいえませんが、我が家の場合、たまたま目にした看板で決めてしまいましたが、結果、歴史と伝統のある大手の教室にしてよかったです。創設者の想いや歴史を知れば知るほど、子どもが本気なら本気なほどきちんとした専門の教室で学ばせる意味はあると感じています。

子供のギターの習い事の親の負担は?

私が考える、子供のギターの習い事に関する親の負担は以下の通りです。

・ 練習に付き合う時間と労力
・ 送り迎え
・ 費用

上達していく子どもの演奏を聞く楽しみや、子どもがいきいきとして楽しむ姿をみると、練習にもつい熱が入ってしまったり、送り迎えも苦ではなくなっています。今では親もレッスンが楽しみです。興味がなかった主人も子どもの発表会やコンサートを楽しみにしているようです。

費用はどうしてもかかってしまいますが、安い教室を探したり、キャンペーンをうまく利用したり、楽器を借りたり、お下がりをもらうこともできると思うので工夫次第で始めることはできると思います。


子供にギターを習わせて良かったことは?

子供のギターを習わせてよかったこと 体験談

我が家の場合、主人の転勤で引っ越しをして、娘は転校も経験しました。生活環境が変わる中で学校にもなかなか馴染めず、友達にも溶け込めず自分の居場所をなくし自信を失いかけていました。

そんな時にギターに出会い、すぐにのめり込み、上達する中で、少しずつ自信を取り戻し自分らしくいられるようになりました。また、合奏団に入り仲間が出来たことで自分の居場所もみつけることができました。

合奏団での活動を通し、協調性や社会性が身につき、仲間と過ごす楽しさを知ったことで自立心が芽生え、親離れも進んだことは、うれしい誤算です。

娘は、クラシックギターを早くマスターしエレキギターやドラムに挑戦したいと新たな目標もでき、ますます音楽への熱を上げています。どれだけの可能性があるかわかりませんが、子どもが本気でやる限り、親も本気で応援していこうと思います。ギター教室との出会いに感謝しています。

(文 Y&Y、編集 子供の習い事ガイド)


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子供のギターの習い事はおすすめ? 詳細と体験談の口コミ